3501Fの雑記とかいろいろ

名古屋の大学生が市バス・名鉄バス・三重交通を中心にいろいろ書くブログです。

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名古屋市営バスの話・系統編

 市バスの話第2弾。今回は系統についてです。
 
1.概要
 現在名古屋市営バス(以下市バス)の系統数は平成23年度初めで決算対象が178、停留所の数は1,428、営業キロ数は750㎞余りを数えます。市バスの系統は以下のように分類できます。
 Ⅰ.基幹バス
 Ⅱ.幹線バス
 Ⅲ.一般系統バス
 Ⅳ.都心ループバス
 Ⅴ.地域巡回バス
 Ⅵ.深夜バス
 Ⅶ.ゆとりーとライン
 但し市民経済局からの委託を受けて運行している観光ルートバス「メーグル」は、観光1号系統とされていますが交通局のバス路線図などには含まれません。
 
2.バス路線の収支
 平成22年度決算で、現在運行されている系統のうち約84%は赤字です。交通局は数年前から各系統ごとの営業係数(100円の営業収入を得るのにどれだけの費用がかかるか表した数字。100を超えれば赤字)を発表するようになりましたが、全系統の平均は119でした。なお赤字系統のうち地域巡回バスは赤字額の全額、その他系統は半額が名古屋市から補てんされています。最も営業係数の小さい系統は東山線藤が丘と名東区本地住宅を結ぶ幹藤丘1号系統の55、最も大きい系統は港区と中川区西部を走る南陽巡回系統の619でした。

3.系統の概説

 Ⅰ.基幹バス
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 基幹1号笠寺駅 笠寺駅にて
  基幹バスは1982年、マイカーの多い名古屋市の道路混雑を緩和し人の流れを公共交通にシフトさせるため誕生しました。既存のバスに比べ停留所の間隔を広げ、専用のバスレーンと優先信号によって表定速度を向上させることを目的としました。まず試験的に南北に走る基幹1号系統東郊線がつくられ、85年にはさらに当初の構想に近付けた基幹2号新出来町線ができました。新出来町線は道路中央にバスレーンと停留所がつくらてている全国唯一の存在であり、市バスのシンボルでもあります。新出来町線は名鉄バスと共通運行する関係で中乗り前降りです。これらの他にも路線の構想はありましたがこの2路線にとどまっています。営業係数は基幹1号が93(13位)、基幹2号が100(29位)でした。

 Ⅱ.幹線バス
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 幹原1号地下鉄原 相生山住宅にて
  幹線バスは基幹バスを補佐し、運行本数や冷房など車内設備の充実を図る路線として1982年に誕生しました。登場時は「幹線○」のように1から番号が振られ、約20系統がありました。その後1998年の大規模な再編で例えば「幹名駅1」のように起点となる地名にそれぞれ1から番号を振る形態になりました。再編後は番号に3をつけた系統は存在していません。方向幕の色は基本的に紺色です。但し名駅系統は緑、栄系統は紫で色分けされています。営業係数の最も大きい系統は名古屋市南部の幹築地1号系統の162(112位)でした。

 Ⅲ.一般系統バス
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 栄17号名古屋大学 名古屋大学にて
  大半の系統が含まれる最もオーソドックスな系統です。高速1号系統もここに含まれます。かつては大阪市や京都市のように番号のみでしたが、98年の再編で幹線バス同様「金山18」のように起点となる地名にそれぞれ11から番号を振っています。現時点で最も大きい系統番号は名駅29で、30番台には達していません。最も営業係数の小さい系統は鶴舞線平針と平針住宅・桜通線徳重を結ぶ平針11号系統の71(2位)、大きい系統はJR春田と市南西部の両茶橋を結ぶ春田11号系統の472(177位、下から2番目)でした。

 Ⅳ.都心ループバス
  都心ループバスは1998年、名古屋市中心部を循環する系統として新設されました。系統番号は例外的に栄758と与えられています。名古屋駅から伏見・栄を経由し、矢場町のランの館で折り返すルートをとっています。一般系統よりもバス停の間隔を小さくし、本数もおおむね10分間隔で運行されています。車両は原則専用車両ですが、検査時には一般の車両も運用されます。営業係数は98(22位)でした。この系統に続いて2000年には名古屋城ループ系統がつくられましたが、2003年に廃止されています。

 Ⅴ.地域巡回バス
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 徳重巡回藤田保健衛生大学病院 地下鉄徳重にて
  地域巡回バスは2004年、名城線環状化に伴う再編でそれまでの施設関連系統(いわゆる「区系統」)を再編し、コミュニティバスに近付ける形で登場しました。系統名は「千種巡回」のように区名や支所名が頭につきます。停留所の間隔は一般系統の約半分で、他路線と並走していても巡回バスしか止まらない停留所もあります。運用される車両は「地域巡回バス」と書かれた垂れ幕やマグネットステッカーを付けています。運行時間帯は9~16時台に限定され、一部系統はそれ以外の時間帯を一般系統が補佐します。全ての路線が赤字ですが、赤字額は全額市の一般会計から補てんされます。一番営業係数の小さい系統は東山線星ヶ丘と猪高車庫を結ぶ名東巡回の113(50位)、大きい系統は南陽巡回の619(178位、最下位)でした。

 Ⅵ.深夜バス
  深夜バスは東山線の終電後に運行される系統で、栄を起点として藤が丘へと向かう深夜1号系統、高畑へと向かう深夜2号系統があります。料金は他路線の倍額となる大人400円で、市バス定期券や一日乗車券では差額の支払いで乗車できますが東山線の定期券は使用できません。深夜1は2往復、深夜2は1往復がゴールデンウィークやお盆、年末年始と祝日を除く平日深夜に運行されています。営業係数は深夜1が106(39位)、深夜2が203(144位)でした。

 Ⅶ.ゆとりーとライン
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 大曽根 大曽根にて
  ゆとりーとラインは2001年、日本初のガイドウェイバスとして誕生しました。新交通システムを導入するには少なく、かつ一般バスでは対応しきれないと見込まれた守山区の将来の需要予測に対応するために採用されたガイドウェイバスは地上区間では自由に路線を設定でき、また需要が増えれば容易に新交通システムに軌道を作り替えることも可能です。運行開始時は交通局のほか名鉄バスとジェイアール東海バスで共同運行していましたが、2社は撤退しています。現在唯一ノンステップ車が運用されていない路線になりましたが、2012~14年度にかけてノンステップバスベースの車両が導入される予定です。営業係数は120(63位)でした。ちなみに事業主体の名古屋ガイドウェイバス(株)は単年度黒字を達成するなど比較的良好な経営を続けています。当初は基幹バスの計画線でもありました。

 疲れた。話すと結構長いもんですね・・・ 


 
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コメント


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ゆとりーとライン、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
モード切替の動画をYouTubeで発見して、激しく感動してます。(*´Д`*)ポッ

かずや(京ヤワ) | URL | 2012-05-19(Sat)21:19 [編集]


>かずやさん
専用軌道区間から一般道路に切り替わる部分はガイドウェイバスならではですね。
ゆとりーとラインには乗ったことがないので一度乗りたいけど…

3501F | URL | 2012-05-19(Sat)22:05 [編集]


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