3501Fの雑記とかいろいろ

名古屋の大学生が市バス・名鉄バス・三重交通を中心にいろいろ書くブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

名古屋市営バスの話・車両編

市バスの話第4弾。車両の仕様について解説します。

1.概説
 市バスでは日野・いすゞ・三菱ふそう・日産ディーゼル(現・UDトラックス、以下日産デ)の4メーカーの車両を導入しています。以前は随意契約によって各営業所ごとに特定のメーカーの車両が集中投入されていましたが、近年は競争入札によって年度ごとに1メーカーの車両が全営業所に導入されるケースが多くなっています。ホイールベースは一部の車両を除いて全て標準尺(5300㎜)です。車両数の割合としては長年日野がトップでしたが、平成21年度にいすゞがこれを抜き、22年度には日野が奪還したものの23年度以降は再びいすゞが首位に躍り出ています。大量置換えが終了した現在では日野37%、いすゞ40%、三菱ふそう15%、日産デ8%となっています。大量置換えが本格化する直前の平成14年時点ではそれぞれ33%、24%、25%、18%でした。

2.シャーシとコーチビルダー(車体メーカー)
 日野と三菱ふそうは直系のコーチビルダーで架装しています。先代のエアロスターでは大江工場製の車両(いわゆるエアロスターM)を導入し、呉羽製(エアロスターK)は導入実績がありません。いすゞはいすゞ純正と富士重工製、日産デは富士重工製の車体を架装しています。ノンステップ車を導入するようになってからはいすゞはいすゞ直系に移行し、日産デは富士重工のバス製造撤退後から西日本車体工業で架装がされています。

3.低床化
 名古屋市では平成4年度から7年度にかけ福祉対応バスとしてリフトバスを導入しました。リフトバスは少数の導入にとどまりましたが、平成10年度にはノンステップバスを試験導入したのち平成12年度からはツーステップ車の調達を終了し全車ノンステップ車での導入を行っています。現在リフトバスは名古屋ガイドウェイバスから管理委託されたゆとりーとライン専用車を除き全廃され、交通局が管理する車両は全体の90%余りがノンステップバスとなっています。全車ノンステップ化については明言されていませんが、数年内に実現するものと思われます。

4.低公害車
 市バスでは早くから低公害車の導入を行っています。平成3年度に日野の試作車であるディーゼル・電気式ハイブリッドバス(HIMR)を、5年度には三菱ふそう製蓄圧式ハイブリッドバス(MBECS)を導入しています。平成6年度からは圧縮天然ガス(CNG)バスの導入を進め、工場地帯である市南部の営業所を中心に使用されています。18年度には世界で最も厳しい排ガス規制に対応した新長期規制適合バスを導入しています。なおこの規制に対応した車両を「低公害車」とみなしているためか同年度からCNG車の導入はありません。アイドリングストップシステムは平成6年の試験導入を経て10年度から本格的に導入を行い、現在営業するバスのうちCNG車を除く全車が搭載しています。

5.車両譲渡
 これまで営業車両の耐用年数は12年で、用途廃止後は全国の様々な事業者への譲渡が行われています。大型車は北海道中央バスやじょうてつ、ジェイアール北海道バスといった札幌近郊の事業者や宮城交通グループなどに、中型・小型車は九州産交バスや沖縄バス・琉球バスといった主に中国・九州の事業者に譲渡されています。近年はミャンマーなど海外への譲渡も行われています。平成13年度導入車から耐用年数が18年に引き延ばされるため、このような譲渡は減るでしょう。

6.付録
 随意契約時代のメーカーと営業所のリストを表記しておきます。
 日野:4営業所(中川・猪高・大森・御器所)
 いすゞ:3営業所(如意・浄心・港)
 ふそう:3営業所(鳴尾・稲西・那古野)
 日産デ:2営業所(野並・緑)
 港・那古野は閉所、御器所は猪高営業所分所

次から年度ごとの解説をします・・・前にも言った気がするな、これ。
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

バス購入が随意契約!? Σ(・ω・`)
いい時代だなぁ。。。(*´ω`*)

入札制度って、現場をよく知らない人ほど大好きだと思うのですよ。
初期投資は安くあがったとしても、形式が増えれば増えるほど、運用する側が大変なだけでなく、工程や部品を共有できないことで保守費等は確実に跳ね上がります。
国鉄みたく仕様で固めてしまうという手もあるけど、そうなると103系電車などで見られたような「進歩なき増殖」なんてことにもなりかねません。

いや、個人的には103系電車は好きな車両ですし、絶大な収容能力に各鉄道管理局が大喜びしていたことも事実です。
ただ駅停車時のホーム占有時間を短縮する効果を狙うあまり、低速域に性能が偏ってしまったことが後々の運用範囲拡大で問題となっていった訳で。。。(;´Д`)

かずや(京ヤワ) | URL | 2012-07-15(Sun)05:07 [編集]


それを考えると特定メーカーを導入し続ける民間事業者はトータルコストを抑えられるかもしれませんね。大規模リコールになると悲惨ですが・・・

今はどの営業所にも4メーカーが共存する状態なので整備を民間に委託するなどは行っているようです。最近はいすゞが日野にOEM供給したりとメーカーごとの差異が少なくなってきているので昔ほど気にしなくてもいいかもしれませんが・・・

3501F | URL | 2012-07-15(Sun)18:29 [編集]


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。